数ある金属素材のなかでも、鉄は馴染み深い金属であり、実に幅広い用途に用いられています。こちらでは金属素材としての鉄の特徴をはじめ、鉄にエッチング加工を施した事例などを紹介していきたいと思います。
石器、青銅器に続き、古来より人類が用材として用いてきた鉄は、産業革命以降ますます重要性を高めてきました。比較的安価に入手しやすく、加工もしやすいことから、さまざまな器具や工具、構造物などに用いられ続けているのはご存知の通りです。
また鉄は他の元素を加えることで、その他の金属素材のベースとなっているという点も注目すべきポイント。例えば炭素などの合金元素を添加すれば鉄鋼となり、鉄道のレールや建造物の鉄筋や鉄骨など、強度が求められる部材に用いられています。また錆に強いことで知られるステンレスは、鉄とクロム・ニッケルの合金になります。
繰り返しになりますが、鉄は他の金属に比べコストが安く、強度が高く、加工し易いといったメリットにより、人類が最も多く使用している金属になります。建築物はもとより、自動車、鉄道車両、船舶、橋梁、配管用パイプなど、実に様々な用途に用いられています。また鉄自体が磁性をもっており、電気電導性、熱伝導性が良いといった特徴も見逃せないポイントに挙げられます。
一方で、鉄の大きなデメリットとして知られるのは、何と言っても錆やすいこと。これは鉄という材質自体が、酸素と非常に結びつきやすい性質を持っているためです。そのため、鉄製品の多くは表面にメッキ処理を施したり、防錆のペイントを行うといったことが求められます。また一定以上の高温にさらされると、急に強度が落ちてしまうという脆弱性も見逃せません。
0.005tの極薄板から1.0tまで、金型不要で複雑な形状の抜きが可能と訴求。OA機器や電子部品、医療機器などに対応とのことです。
鉄は身近かつ安価で様々な用途に用いられている金属なので、エッチング加工を求めるニーズも多いと見受けられます。しかし、提供しているサービスの内容は会社によって様々です。このサイトでは、初めてエッチング加工を依頼するなら、大量生産を依頼するならなど、ニーズに合ったおすすめの会社を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
※選定基準…Googleにて「エッチング加工」と検索した際に表示されるエッチング加工会社27社の中から、ISO9001を取得している国内生産会社をそれぞれ以下の基準で選出しています(2022年2月3日調査時点)。
・まず相談するべきエッチング加工会社…1個から制作可能で、図面の設計~複合加工まで対応している会社
・大量生産対応のエッチング加工会社…大量生産可能で生産拠点が最も多い会社(5拠点)
・特殊素材対応のエッチング加工会社…最も対応している素材の種類数が多い会社(21種類)