エッチング加工のポータルサイト【ふしょくの道しるべ】

CADで原版を作成し、金属を脱脂洗浄後にフォトレジストを貼り付けマスキング。露光でパターンを焼き付け現像。エッチング液を吹き付けてレジストを剥離し乾燥後に完成です。

金型が不要なので短納期かつ低コストでできること、反りやたわみがなく繊細で高精度な加工ができるのがメリット。薄板加工に向いていますが厚板の加工が苦手な面がデメリットです。

エッチング加工会社によって変わりますが、t=0.005㎜くらいから1㎜までが大まかな目安。1㎜を超えると可能であっても精度が落ちるため、対応しない会社もあります。

貫通加工せず意図的にエッチングバランスを制御し、板厚の掘り込みを50％～70％のポケット形状にする加工のこと。エッチング加工の特性を生かした方法と言えます。

一般的なエッチング加工と比較して生産性に優れているほか、難削材にも対応できるフォトエッチング。精密な写真技術や精密画像技術を用いたエッチング加工であり、非常に微細な加工にも対応できます。

エッチング加工の種類は、大きく分けてウェット加工とドライ加工の2つ。ウェット加工とドライ加工では基本的な原理やメリットが異なるため、目的に合っている加工方法を選択することが重要です。

エッチング加工をする上で欠かせないのが、酸性・アルカリ性の溶液であるエッチング液。金属酸化物を腐食させる働きがあることから、正しい取り扱いと、使い終わった廃液の適切な処理が必要です。

金属の表面層に炭素を添加する浸炭。この処理を行うことにより金属表面は硬く、内部は粘り強くなります。浸炭にはさまざまな方法がありますが、こちらの記事では3種類の浸炭方法についてまとめています。

現代の電子機器は小型化が進み、以前は手作業で行っていたはんだ付けでは困難になりました。そこでエッチングでメタルマスクを作製して基板を遮断することで、材料を流し込むだけでパターンを形成できます。

蒸着とは物質を蒸発させて薄い膜を付着させる加工方法のひとつです。製品の機能を失うことなく耐久性を高めるためには、塗装など通常の方法が適さない場合があります。そこで蒸着という方法が広い分野で使われています。

エッチングテーパーとはエッチングの際に金属の断面中心へと現れる「出っ張り」を指します。薬液の量などを調整することで、このテーパーの形状を変化させ、さまざまな業界で用いられるアイテムとして利用可能になります。

窒化とは、鋼の表面に窒素化合物の層を作ることによって、表面を硬化させるとともに優れた耐食性を持たせることができるようになります。窒化にはいくつか方法があるため、それぞれの特徴を押さえておくことが大切です。

超精密加工領域では、切削とエッチングによる加工が可能です。しかし両者はそれぞれ異なる特徴を持っています。どちらの加工方法にするのかを考える時、それぞれの特徴を把握することが大切です。ここでは超精密加工における切削とエッチングの使い分けについて、特徴や両者の比較を行っています。

3Dエッチングは、従来のエッチングでは加工が困難な曲面や立体面、円筒の内外にも施せるよう開発された技法です。歪みのない美しい加工を実現しています。特殊な金属素材にも対応可能で、短納期で大量生産ができるのもメリットです。