エンコーダは、機械的な移動量や方向、角度をセンサーで検出し、電気信号で情報を出力する高精度の位置制御センサーです。センサーの検出には磁気式や光学式などがあり、事務機器や工作機械、工業用ロボットなど幅広く使われています。
このページではエンコーダの種類や加工事例について紹介します。
エンコーダには、直線軸の移動量を検出するリニアエンコーダと、回転の移動量や角度を検出するロータリーエンコーダがあります。
また、エンコーダに組み込まれる部品をエンコーダ用スケールと呼び、その形状は2種類。円盤形状のスケール「エンコーダ用ディスク(コードホイール)」と、直線形状の「エンコーダ用リニアスケール」です。
エッチング加工では、エンコーダの外形サイズ、スリット幅、角度と希望するサイズで仕上げることができます。板厚と同じサイズの穴やスリットの作成はもちろん板厚以下の加工も可能。
特殊な薬剤で腐食させて加工するため、反りや歪みなどを抑えた仕上がりです。加工後には、表面処理の黒染め加工で反射防止などもされています。
エンコーダの外形サイズやスリット幅、角度と要望に応じた加工が可能。ステンレスやリン青銅などの素材で、板厚は0.1㎜から受け付けています。
金属を腐食させて加工するので、反りや歪みを抑えた仕上がり。表面処理の黒染め加工にも一貫して対応しています。
ステンレス板にエッチング加工で製造した、ロータリーエンコーダ用スリット板。加工後に黒染め処理(低温黒色クロム処理)を施すことで反射を防止しています。
東洋精密工業では、形状や仕様に応じた製作が可能です。
エンコーダは、機械的な移動量や方向、角度などの情報を、電気信号で出力する高精度の位置制御センサー。エンコーダ用ディスク(コードホイール)とエンコーダ用リニアスケールとあります。特殊な薬剤を使い、物理的な力を加えないエッチング加工では仕上がりもキレイ。反りなどの心配もなく、完成度の高いエンコーダ用スケールが作れます。
なおこのサイトでは厳選したエッチング加工メーカーを紹介しているので併せて確認してください。
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